2013/06/25

○ピザハット 杭州西湖近くの店舗


場所:中華人民共和国 浙江省杭州市西湖区曙光路
言わずと知れたピザチェーン。
日本では宅配ピザの印象だが、中国ではファミリーレストランのように展開しているようでお店で食事できる。
メニューもピザだけではなく、ステーキや炒飯、パスタまである。

金曜19時過ぎだったが、混んでいるようで10分弱待ち時間があった後席まで案内してもらえる。
ドアマン(女の子だけど)のような店員が席まで案内したり待つよう指示したりしてくれるが基本英語は通じないので意思の疎通にはやや苦労する。
今回は「我々二人 望食」みたいなことを書いた紙を見せたら、はにかみながらバイトの女の子が「just wait a moment」と書いて返してくれた。
中国の行き届いた英語教育に感嘆するとともに、なかなか好印象である。
ちなみに店内は子供連れで賑わい席は狭い。
模範的なファミリーレストランである。

メニューも一般的なファミレスと同じような感じであるが、現地語表記しかないので写真のない料理はすべからく地雷である。
したがって、写真付きのものを頼む。

ピーチージュース、ブルーソーダ?(ブルーハワイみたいなものだろう。お酒ではない)と4点盛りのサイドメニューセット、スタンダードなシーフードピザとミートボールの乗ったお肉系ピザのハーフ&ハーフを注文。

注文してから10分ほどたって飲み物から順に間をおいて運ばれてくる。
味としてはオードブルの鶏肉系の2品(串焼きとオーブン焼き)がどちらも辛かったことを除けば日本人にもいける味である。
どっちか一方は辛くなくてよかったと思う。
ピザは総じて日本のデリバリー系よりもソースの存在感が控えめでチーズはたんぱくだが塩気が強い感じである。
文字にするとなんだかまずそうだが、これがなかなか案外いける。
ピザの耳はスタンダードなパン生地か、中にチーズを織り込んだエクセレントなタイプの2種類から選べ(もちろんエクセレントなほうが値段は割増)、我々はエクセレント生地を選択したが、これは正解であったといえよう。
2~3人前と書かれたサイズで十分満腹になれる。
注意すべきは1つの味が3切れに切られていることだろうか。
2人で来店する際は平和的な配分のできる相手を選ぶこと。

ドリンクもなかなか高い戦闘力を見せつけてくれた。
ピーチジュースは二層構造でムースっぽくなっている上層とピーチゼリーが大部分を占める下層のハーモニーが心地よい。
舐めてかかっていると、以外にもフルーティーなので舐めてかかったほうがお得感はより増す。
ソーダはレモンの輪切りが付いており中には細かいナタデココがちりばめられていて、粋な演出がなされている。
もちろん味も良い。
双方良い意味でうまいジュース!といった感じである。

お値段は今回の注文で1人80元強である。
ファミレスだと高い気もするが、ピザハットだと安い気もする。
不思議な気分である。

忙しかったのか席で会計を済ませてからおつりが返ってくるまで、マリオサーキット5周分ぐらいの間が空いたが、案内してくれた女の子に免じてよしとする。
異国の地で意思疎通ができ腹が満たされるというのは貴重なのだ。

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